横浜F・マリノス ファン

横浜F・マリノスを応援するイチファンによるブログです。

Jリーグって何が面白いの?

先日のアワードで2014年のシーズンが終わったJリーグについて現在の思う事をまとめました。

 

 

Jリーグって危機的なんでしょう。

 

2シーズン制導入にあたり大義名分にされてしまった為、そんな認識が世間一般では多いですね。

 

うーん、面白いし、楽しいんだけどなぁ。

 

提供側の問題で正しい認識が伝わっていないんじゃないかな、と思い色々書いてみました。

 

 

日本代表とJリーグの視聴率

 

 

最近もあったのですが、いわゆる全国放送の視聴率がやり玉に挙げられる事が多いです。

 

優勝を争う浦和とG大阪が埼玉スタジアムで激突した一戦 前半がわずか2.2%、後半が3.0%

 

 

最終節までもつれたJ1の優勝争いの視聴率は4・2%と低迷、世間の関心はゴルフマラソンより低く

 

 

これについて、「なんで日本代表は高視聴率コンテンツなのに、Jリーグは~」と言う語られ方をする事が多いのですが、理由は明白だと思います。

 

 

競技こそ同じサッカーですが、日本代表と言うのはささやかなナショナリズムの発散に支えられたコンテンツであり、それはオリンピックでメダルがかかれば普段はプロ選手を成立させる仕組みが無いマイナーな競技ですら高視聴率を記録する仕組みです。

 

 

北京五輪 女子ソフトボール決勝 視聴率 30.6%

 

 

ほとんど知識がないのですが実業団?の女子ソフトボール大会の決勝等(に準ずる大会)を放送しても、これに遠く及ばない数字になるのは想像に難しく無いと思います。

 

 

だからと言ってJリーグは不人気じゃないよ!と反論したいのではなく、この仕組みと並列に並べられてもなぁ、という感想であり、Jリーグを考える場合に正しい認識が必要だと思います。

 

それで理解の薄い外側の人がこれを言うのは別にいいんです。

 

 

むしろ説明する側のJリーグサイドが 

 

「ファンや関係者の間では盛り上がっていたけれど、社会一般の関心は高くなかったということ。ファンが固定化し、広がりがないのが現状」とJリーグ常務の中西大介

 

なんて言ってしまう認識に不安を覚えます。

 

 

 

プロサッカークラブとは何でしょう?

 

 

Jリーグの理念は地域密着であり、これは設立に尽力された皆さんが一生懸命にプロサッカークラブとは何か?を考えてたどり着いた結論だと思います。

 

 

これを踏まえて、リーグの運営側だけでなく、各クラブの社長様方々には是非、この質問に即答できる認識を持って欲しいと考えます。

 

 

プロサッカークラブとは何か?

 

明日、クラブが無くなったとして誰が、何を困るのか。

 

 

だってこれに答えられないって、ではどうやってJリーグを観に来て貰えると思ってるんだろうか。と考えるからです。

 

自分の商品が明太子なのか、アイスクリームなのか解らないのに人に売り込む事できないでしょう。

 

別に私の意見が絶対に正しいなんて思いませんけど、提供側が即答できないのは問題だと思います。

 

 

私見】プロサッカークラブとは 地域 を 象徴する存在 であり、サッカーを通じて体験を共有する事で人のつながりを作り、そこで暮らす人の人生を数%豊かにする。

 

 

このギブがあるからこそ、来場やグッズ購入というテイクをもたらす愛着を持ってもらえる。

 

 

これが私の認識であり、初期立ち上げチームですら、まだたった20年の歴史しかなく、地域を象徴する存在、例えばFCバルセロナですが、一部の人には届きつつありますが、まだまだ道半ばです。

 

 

なので中西Jリーグ常務には視聴率が低いという意見に 「一般社会の関心がない」 ではなくて、

 

 

・ Jリーグファンは自分の応援するクラブが中心で動いている。

・ 浦和ですらまだ地域で苦労している段階で全国区の人気を持つクラブはない。

 

 

と、なぜ全国的な視聴率が伸びないのか、正しく説明を示して欲しかったです。

 

 

 

更にエンタメ要素から見ても、優勝がかかる大一番とはいえ、1年を戦うリーグの最終戦と言うのはストーリーのエンディングに該当するもの。

 

流れをブッタ切ってポンと出されても、楽しめないと思います。

 

 

泣けると評判のワンピース40巻をいきなり読んでも無理でしょ?

 

 

積み重ねなので、とんでも無いヒイキになりますが、NHK総合G大阪の全試合を1年間放送していれば、視聴率はもう少し上がったと思います。

 

もちろん、ジャック・バウアーみたいに、「コレまでのガンバオオサカは…」って必ず冒頭に必要です。

 

 

ただ、現在検討されているチャンピオンシップの復活では、

 

 

1,リーグが全て終わっていて

 

2,Jリーグファンが観る試合の無くなったタイミングで

 

3,飢えている時期に行う、プレーオフマッチは、

 

 

Jリーグファンが観る可能性があり、視聴率は3倍、上手くすれば4倍は狙えそうです。

 

 

 

 

Jリーグって何が面白いの?

 

さて、各クラブサポの皆さん、知り合いにこう聞かれたら、なんて答えていますか。

私は上記の考えに沿って、こう答えます。

 

 

 

『 故郷や、今住んでいる街に愛着を感じる部分って、やっぱりあるよね。

 

もし幸運にもその街にJリーグチームがあったら、そのチームの試合を観に行ったら良いんじゃないかな。

 

レベルとか、好ゲームとか、そういう事じゃないんだよね。

 

つまり、君が日本代表を見るのは日本人だからでしょう。

 

私が横浜Fマリノスを見るのは横浜市民だからだよ。

 

 

甲子園とかで自分の県が何となく気になる、初めて見る高校生を応援したくなるって体験ないかな。

 

そのテイストを持つのがJリーグで、幸運にも自分の街にプロサッカークラブ(応援できる対象)があっただけの話だと思うよ。

 

つまり戦国時代的に見ればナショナリズムで、1年間甲子園!なんだわさ。(暴論)』

 

 

 

地元の事が好きな人、Jリーグクラブが目指す層はここであるし、今広がりを目指す方向性だと考えます。

 

何より皆さんの郷土愛をプロサッカークラブに掛け算すると、イコール、人生が少し豊かになると思います。

 

 

以上、雑文でした(・ω・)ノ