横浜F・マリノス ファン

横浜F・マリノスを応援するイチファンによるブログです。

横浜Fマリノスはどうにかならんでしょうか

この記事は横浜Fマリノス(以下マリノス)について、この1シーズン半のリーグ戦においてテレビも含めて観てない試合は5、6試合という筆者が、どうになからんのか、と思っている点をまとめた記事です。

先日のJリーグ第15節川崎F戦では驚きや失望というよりも『ああやっぱりな』と再確認する事が出来ました。

シティとの提携を含む新体制&新監督が始まり1年半が過ぎましたが、チームは某バスケットマンガの名セリフで言うところの”まるで成長していない”状態であると考えます。

川崎には昨シーズンの開幕戦でも1-3とボコボコにされましたが、それだけでなく、直近のリーグ戦で2連勝していても、まぁいつかボコボコにされるだろうな、と思っていましたし、そう感じていた人も多いのではないでしょうか。

ルーキーは将来投資

先ず、1年目の選手については、今は結果が出てない株の様な物で、いつかきっとの想いで握りしめる必要があり、細かいアラや失敗をあーだこーだと追求する気にはなりません。

また、チームへの寄与が微差であれば、1年目の選手を積極的に使うのは当然の選択と考えます。

理想の為に、最も重要なキーパーソンは

川崎との対比で鮮明になったと思うのですが、チームとしてショートパスで相手の守備陣形を崩す能力の無さ、それ以前に、ボールを前に運ぶのすら苦労しているのは多くのファンとサポが認識し、ウンザリしている部分かと思います。

これについて、『もっといい選手を取る』と言った選手の能力で解決しようという意見もあるかと思いますが、川崎や浦和レベルの能力を獲得するには構成パーツの微修正程度で出来る事ではないと考えます。

中村俊輔が川崎の様なチームでプレーしたいのは解るし、彼のファンも同じ趣向の人が多いのかもしれませんが、圧倒的な存在感があろうとも、イチ選手という立場でそれを実現するのはやはり無理があると思います。

数年後、監督として関わる彼のマリノスには期待していますが、今は現実と戦う必要があります。

特殊なメソッドを持った優秀な監督というキーパーソン無しには不可能なのだと、私は考えます。

マリノスのファン&サポであればお気づきかと思いますが、残念ながらモンバエルツは、この点で極めて平均的でオーソドックスな監督です。

よって選手は特別な事はせずに、オーソドックスにプレーする必要があると考えます。

伊藤翔

いわゆるワントップのFWとして起用され3シーズン目になります。

ですが、未だにFWというポジションを理解してる様が伺えません。

能力にどうこう言う前に、いるべき所に常にいない、常時行方不明に感じます。

ワントップのFWとして3シーズンプレーしていますが、如実なのがサイドからのクロスに対する入り方で、何点取った何て当たり前の質問ではなく、彼は3シーズンで一体、何回、クロスに触れた事でしょうか。

そうだよ、滅多に触ってすらいねーよ(╯°□°)╯︵ ┻━┻

そりゃそうだ、クロスに対する彼の動きはファーサイドや真ん中辺に居て運良く抜けてくるのを待つ、という選択がほとんど。

何点取ったよりも、ボールに触れる機会すらほぼゼロなのはおろか、彼がニアでスペースを競る動き、DFの前で触ろうとする動きをしないので、相手のDFは全く乱れないから、クロスからのこぼれ玉、という2次機会も殆ど発生しない。

広島や浦和、ショートパスの多い川崎だって、サイドからのクロスは重要な得点源ですが、マリノスでは・・・

・セットプレーで残っていた大型選手がニアサイドいる場合

・逆サイドのサイドハーフが飛び込める場合(普通はファーサイドかDFラインの前にあるスペース狙います)

・極めて稀に俊輔がニアに飛び込んだ場合(川崎戦で一回あったけど惜しかった)

だけしか、チャンスにならないのだから、サイドからのクロスでFWが得点しない縛りプレーをしている様な物。

他にもDFラインとの駆け引きや、ボールを引き出す動き、など常にポジションが何となくその辺、で連続性(一回動いてオシマイ)も無い。

決める決めない以前に、セオリーとか普通に動いてくれと、FWとして監督は何を評価しているのか全く解らない。

何となくケイマンを上に感じている人も多いのではないかと思いますが、この点、彼はオーソドックスにFWの動きをしてくれるからです。

翔さんも、ドリブルからのシュートやパスは光るものを感じるので適正はウイングにあると思います。

サイドバック

致命的なミスをしてしまった為、厳しい評価を受けていますが、新井にもマリノスでは殆ど見ない、良いプレーがありました。

後半、サイドのスペースで走りながら受けたボールをダイレクトでクロスを入れると言う、他のチームでは当たり前のプレーに、マリノスの試合ばかり観てる私はおおっ!と思いました。

ここで中にいるのが、普通の動きをするFWなら多少のチャンス、シモビッチやジェイならゴールの可能性すらあったと思いますし、

先日のトゥーロン国際大会でケイマンが見事なボレーで先制点を決めたシーンを思い出します。

一方、この3シーズン、20代で、Jリーグで最も失点が少ないチームであり、浦和や広島と違い、代表と同じ4バックのサイドとして、全試合ほぼスタメンでプレーしてるのに代表候補にすらお呼びがかからない理由はあると思うんですよ。

小林はチームのせいもあると思うのですが、サイドバックとしてボールを持った時のプレーがあまりに特殊過ぎると感じます。

一言で言うと、足元が好きすぎる。

その結果、プレーの選択として、サイドでギャップが生じて一瞬フリーでボールを受ける機会があっても、一旦止める為スペースが無くなり、結局は横パスというシーンがとても多い。

クロスに可能性を感じないからという免罪符があるとしても、サイドバックとしてオーソドックスな選択をしないと、モンバエルツが監督の場合はチームの機能性を落とすと思います。

また、同サイドの遠藤と合わない事が多いのですが、上から俯瞰で観てる立場としては、足元ではなくスペースで受けたい遠藤の要求が正しいシーンも少なくないと感じます。

悪癖

これは些細なポイントになりますが、川崎戦では喜田が悪目立ちした事、審判のジャッジを非難する意見も見たので触れておきます。

先ず中町は激しいタックルが売りですが、一方で手癖が悪くファウルを取られやすく、次に喜田は後ろから、しかもタイミングとして遅れ気味で入るタックルがとても多いです。

どちらも修正しないと、ジワジワと効いてくるファウルトラブルに悩まされる事になっていくと思います。

余計なリスクを取り過ぎる

マリノスは度々、相手選手に囲まれた自陣からのボール運びにおいて、無駄に高度なプレーに挑戦し、失敗しかけます。

川崎戦における失点シーンで新井のミスはそんな難易度では無かったのですが、運と相手のミスに救われたヒヤリハット事例は今シーズンだけで山程あります。

ヒヤリ・ハットとは、重大な災害や事故には至らないものの、直結してもおかしくない一歩手前の事例の発見をいう。文字通り、「突発的な事象やミスにヒヤリとしたり、ハッとしたりするもの」である。

また、成功したとしても結局スピードダウンする機会も多く、あのリスクは何だったのか、とゴールに直結しないサーカスプレイを楽しむ様にワクワクを通り越して心労が重なり、観てるこちらが疲弊します。

そこは普通でOK、オーソドックスにやらないとモンバエルツ監督のチームは機能性を落とします。

まとめると・・・

・ キーパーソンとなる監督のスタイル

・ モンバエルツ監督は平凡でオーソドックス

・ 監督のスタイルを逸脱すると機能性が下がり、不具合が発生し、チームは力が落ちる

・ 今のマリノスにはオーソドックスじゃない部分がいくつか思い当たる

・ 特別なチームが勝つとは限らない、ヨソはヨソ、ウチはウチ、機能性こそ重要

マリノスは現実路線として”監督を活かす為に”もっと平凡にオーソドックスにプレーして機能性を高めて欲しい。

斎藤とマルティネスはJでも屈指の能力を持ったウイングであるし、サイドに速い選手を置きたがる監督は、引いてスペースを作った上でロングカウンターがしたいんだろうと思う。

まぁフィジカルなフランス2部って感じで、ワントップの選択肢も、フィジカルが高そう()で、そこでプレーしてた翔さんって事なのかもしれないけど、前述したように肝心のゴール前で行方不明なんだよね。

監督は2008年頃にラングニック監督がブンデスに旋風を起こしたホッフェンハイムみたいなのが理想なのかもしれない。

ただ現状はやりたい事と現実が相当乖離してるのは確かな気がする。

そこで問題点は明らかだと思うんだけど、一向に修正されない所を見ると、修正するメソッドを持たないのか、忠誠心や権力・政治の問題なのか。

内情は知らないので解りませんけど、彼が限界なのだけは解ります。

どうにかならんのか(´・ω・`)

特別なメソッドを持った監督が手に入らないなら”8秒ルール”くらい過激な指針を持った監督でもいいのかもしれない。

ブーイング

川崎戦はあんまりな内容の試合後に盛大なブーイングが起きるのかな、と様子をうかがってたんだけど、今回は選手に罵声が浴びせられることも無かったようだ。

まぁ、そらそうだと思うんですよ。

試合中は12番の背番号付けてて、一緒に戦ってるを自称してる立場で、惨敗したらブーイングって、急に他人事かよって。

ブーイングってのは作品に対して観客が行う批評なんです。

その点で見ると、チームメイトとしてゲームを戦ったと自称する、その一員がするもんじゃないと私は考えます。

今回はチケット代にプラス600円でレプリカユニがもらえる事もあり、スタジアム中が12番のユニを着ていたゲームだっただけにブーイングがなくて良かったです。

人生が良いことばかりじゃないように、サッカークラブも紆余曲折色々ある中で、負けた責任も共有する意志が12番の意味なんじゃないかと思います。

私は貰いましたけど、まだその責任を背負う意志はありませんので着ずに観戦し、あくまでもマリノスのファン的な観客という立場ですので、好き放題批評させて頂きました。

@Speir_sさんのツイート