横浜F・マリノス ファン

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さらば 名人芸を持ったトップジョッキー

JRAファンには馴染みが薄いだろうが川崎競馬に所属する金子騎手が引退をする。

 

穴狙いの複勝、ワイドでお世話になった南関ファンも多いのではないだろうか。

 

それはすなわち、実力が劣る馬を3着に持ってきてくれる、とイコールを意味する。

 

では、なぜ3着が多いのかと言えば、スタートから前半の半マイル、馬に全然負荷がかからない名人芸があるからこそ、力のない馬でも、前がミスをすれば持ってこれるのだ。

 

特別に騎乗馬に恵まれたワケではない。

 

一時期は、所属した馬は年間20走以上して、その出走手当で飼葉料の元を取る事で有名な浦和・富田厩舎の主戦だった事からもそれはよく解る。

 

JRAよりもカーブがきつい小回りの競馬場、ダート短距離がメインで、追い込みをメイン戦法という時点で何となくわかろうものだ。

 

よって、南関だけで騎手人生を送った中で見ても、同じく50歳を越えて未だ一線で活躍する的場文男さんに比べても世間の知名度や、認知は低い。

 

だが、数少ないビッグタイトル、特に燦然と輝く東京ダービーのトロフィを手にした追い込み炸裂は、正に集大成と言える、広く世に知られる事はないトップジョッキーの技術が詰まった作品だった。

 

https://www.youtube.com/watch?v=hKI7Kl3O6ko

 

トレードマークと言える独特の猫フォームとプラプラの長手綱が見れなくなるのは惜しまれるが、もう十分魅せてもらったとも言える。

 

お疲れ様でした。

 

ゼニやんの愛称を持つトップジョッキーがいた事をこの機会に多くの方に知って貰えればと、臨時投稿。