横浜F・マリノス ファン

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ポステコグルーから何を学んだのか

絶対にブレてはいけない。

言うだけなら簡単だが、外部環境がある中で、それを実行するのは難しい。

 

 

プロサッカークラブにとって、それは勝敗であり、更に1つの勝敗が重みを増すであろうタイトル、ポイントレースという重圧が、正常な判断を容易に狂わせる。

 

マリノスが目指すデザインを深く共有した、建築家であり、魂の伝道師はクラブから旅立ったが、その素晴らしい教えは残り続けなければならない。

 

監督が暫定であろうと、マスカットであろうと、マリノスのサッカーは変わる事がないとして、そこで生きるとはどういうことなのか、師が示した立ち振舞いを忘れてはいけない。

 

サッカーという不確定要素の多いスポーツにとって、スコア上の敗北は結果に過ぎず、チームのパフォーマンスを評価する上で、最も重要な指標に足り得ない。

 

マリノスは1つのゲームに敗北したとして、その敗北をどの様に受け入れるかを3年以上に渡り、ポステコグルーから学んだ筈だ。

 

 

 

2021年9月17日の名古屋戦で記録したマリノスの得点に近いスタッツは以下になる

 

 

ゴール期待値

 2.235  今季平均 1.896

 

枠内シュート数

 8本   今季平均 5.8本

 

チャンス構築率

 16.8%  今季平均 12.7%

 

 

関連指標として、ボール支配率65.5%、30mライン侵入87回、ペナルティエリア17回、これらも全て今季平均を上回る数値を記録。

 

(DATE by フットボールラボ)

 

 

 

タイトルは重要だが、それで態度がブレてはいけない。

うろたえ、痛がり、動揺している様を見せてはいけない。

 

 

鹿島戦は酷いもので、かなりネガティブな雑感を上げた。

敵がいる、邪魔をしてくる、だとしても何も出来ないに等しいものだった。

 

speir-s.hatenablog.jp

 

 

 

だが、アタッキングフットボールとして、この敗北は、大した痛手ではない。

 

 

 

 

 

ならば、かつての師のように、堂々と受け止めればいい。

 

「敗北は残念だが、ゲームを支配し、より多く敵ゴールに迫る自分達のサッカーは出来ていた。」と

 

揺るがない姿勢というのは、辛い時にこそ見せるものだ。

ダメージを受けていないぞ、と。

 

 

画像

(引用元 
https://twitter.com/prompt_fmarinos/status/1402904673212780544

 

 

 

敗北に悔しさはついてくるだろうが、タイトル争いでマイナスだからと言って増幅させる必要はない。ただ粛々と論理的勝利を積み上げていき、その先にタイトルを多数保有する集団こそが現代におけるビッグクラブ=常勝軍団である。

 

アタッキングフットボールが問題なく機能した時、対戦相手は記憶に残らない。我々の記憶に残るのは、このゲームはゴールが生まれなかった、ただそれだけの悔しさでしかない。

 

主審も好きにすればいいし、対戦相手も勝利を誇ればいいし、岩田に聞かせる愚痴もない。

 

 

クラブより重要な選手はいない、と言われる事もあるが、何がタイトルだ。

 

いや、タイトルは素晴らしい、何より感動が生まれるし、それがより広く伝播しうる手助けになり、歴史と伝統はより深みを増すだろう。

 

だが、クラブのアイデンティティより、重要なタイトルなんて地球上に存在しない。アタッキングフットボールで獲得しなければ意味がないし、このゲームにおいても、マリノスは素晴らしいサッカーをした。

 

 

だから、気になるのはただ一つ、シュート成功率4.5%を記録したシューターの皆さんだ。

 

(#`ェ´)