皆さんこんばんは
この度、横浜F・マリノスのSD(想像ダイレクター)に勝手に就任したと自称するダダのいちファンです。
さて、以前に窮地のキューエル監督を救うべく勝手に改造計画を発表させて頂きました。
これは今期、監督及びコーチ陣が整備するのではなく、先日のワールドカップで結果を出した事から、選手に完全委託する西野&森保方式、通称ジャパンズウェイを採用した今季のマリノスでしたが、残念ながら現日本代表選手が一人もいない事から、キューエル式433を消化できずにいました。
この為、監督及びコーチ陣の力量を度外視可能な、特化した性能を持つ選手をピックアップし、自然発生するケミストリーで問題の解決を達成可能だと信じていました。
しかし、皆さんもご存じの通り、この僅か4日後。
キューエル監督は今さらそこなのかという「フィロソフィーの相違」により解任となってしまいました。
一体、何を会話して契約をしたのかと考えましたが、もしかしたらスポーツダイレクターを務めた社長とはたまたま立ち寄った居酒屋で出会い、中学の先輩つながりで意気投合しただけだったのかもしれません。よくある事ですので、仕方が無いと言えます。
元スター選手であるキューエルが、せっかく横浜に来たのに半年で去るのは不憫にならないと思いましたが、あまりに早い出国にシウマイとありあけハーバーを1年分持たせて送り出す事も出来ず、当時はいちファンとして想像力が足りなかったと、忸怩たる思いで、1日3食しかご飯を食べれない日々を過ごしました。
そして、同時に翌年はもっと苦戦するに違いないという見込みの元に、真の大型補強案を準備し始めた矢先であり、振り上げた拳の行き場を失う事態でした。
何よりも、きっとACLに勝つ為であれば、性急で拙速であろうと、奇妙な位に迅速にシーズン移行を成し遂げたJリーグ野々村チェアマンであれば、25シーズンはACLエリートと同じく、Jリーグも外国籍枠は完全開放になるのは当然にして間違いがないと、ブラジル人選手10人体制へ向けて走り出した矢先の出来事でありました。
なお既に、その別世界となっているACLエリート西地区では、昨シーズンにあたる決勝戦でマリノスを倒し優勝したアル・アインが、Cロナウドほか10人の外国籍選手を投入したアルヒラルに5-1で惨敗し、優勝監督であるクレスポが解任されています。
前年王者をフルボッコ
— Speir_s (@Speir_s) 2024年11月6日
アル・ナスルはスタメン時点で外国籍選手が9人、更に途中出場で10人目が。19歳のネクストスター右利きの逆足ウイング・ウェズレイは僅か10分程度の出場で1G1A。
ACLに勝つにはシーズンを合わせるんだ!と強く主張していた野々村チェアマン、いつまでJ1リーグは外国籍5人で? pic.twitter.com/7W0AB7vIdz
合理的に緻密に…平凡に強くなる
マスカットの元で行われた走力依存度の減少とテンポダウンに、キューエルの目指したスペイン代表を多分恐らく理想とする様なプレー。
21年から3年、この3年間を振り返るとポステコグルーとの緩やかな別れだったと言えます。
ポステコグルーのフットボールをやる上で、最も重要な要素はポステコグルーがいる事。弟子が上手く行かずに、再現できない理由はここにあります。
その点、一番弟子と言えるマスカットはそれをよく理解しているからこそ、彼だけは成功しているのかもしれません。
今後は特別な人物が見つからないのであれば、特化型ではなく、オールラウンダーとして、最先端に接続し、高いフットボール的教養を持つ人物に合理的にチームを構築してもらうしか方法はないのではないでしょうか。
正にウルトラCではなく、平凡に強くなるしか道はないのを理解する必要があります。
この点で思いつく監督はウナイ・エメリと言えます。
アストンヴィラはスティーブン・ジェラードという元リバプールのスター選手が監督に就任するも成績不振で解任、エメリが引き受けた時はリーグ17位でした。
それから僅か1年、アーセナル、シティの連続撃破、リーグ4位で欧州CL出場権の獲得、大型補強などの特別なバックアップがあった訳ではなかったのです。
全局面を突き詰める、エメリは平凡に合理的に、そして緻密に手腕を発揮しました。
想像大型補強 ミッドフィルダー
以上を踏まえて、新シーズンに向け、トップクラスの選手を想定に入れつつも、若干の実現可能性を含んだ想像大型補強を実施します。夏に紹介した選手は現在も引き続き有効ですが一旦置いておきます。
ブラジル1部 最高のプレーメーカー
カイオ・アレクサンドル 25歳 バイーア所属
31試合 2458分出場
パス成功率92% キーパス28
彼は多彩なキック、ドリブル、トラップ、プレス耐性、彼がいれば敵チームのハイプレスを個で瓦解可能な真の実力者にして、中盤に君臨するゲームの支配者と言えます。
夏に450万ユーロで移籍をしてしまったので、10億円近い解除金が必要になるでしょうね。
中央コンバートが大成功 モバイルクォーターバック
アリソン 31歳 サンパウロ所属
17試合1369分出場
パス成功率90.66% キーパス13
10年以上ブラジル1部でプレーするベテラン選手。
しかしサイドから中央でプレーを始めたのは今年になってからです。
ロングボール、チップパス、ドリブル成功、デュエル勝率、起点ではなくアタッキングサードまで仕事を出来る攻撃性能を持ったチャンスメーカーと言えます。
31歳、22年1月に結んだサンパウロとの契約が、そろそろ満了の時期ならチャンスかもしれないですね。
28試合1780分出場 1試合平均ドリブル成功数&率 1.8(74%)
なぜそんなにドリブルをしているのか、表示ポジションを間違えてるんじゃないでしょうか。
何しろドリブルのスタッツは日本に来る前のエウベル以上なのだから。
しなやかな身のこなしで敵を交わし、打ち抜くパス、スクランブラーというよりも、最早これはパスをするランニングバッグ。Jリーグでは先ず見つける事が出来ないでしょう。
フリーの選手を見つけてパスをするのではなく、フリーの選手を作り出してパスをする能力を持った選手。ドリブルでバグらせるパスディフェンス。まるで宮城リョータ。
保持の局面に拘るのであれば、必須の選手かもしれないです。
クイアバが買った金額はそれほど高くなく、1年半が経過しているようです。
想像大型補強 ディフェンダー
オールラウンダー コンプリートCB
27試合2333分所属 クリーンシート8 パス成功92% 対空デュエル63%
ロングボール成功率 62%
彼は総合的な能力が秀でた穴が見えないディフェンダーです。
ビルドアップの局面ではふわりと落ちる柔らかなロブパスを得意とし、高い成功率を誇ります。(上島やエドゥアルドは40%台)
またエウベルやサヴィオみたいな選手が、Jリーグよりも少し多い環境のブラジルリーグにおいて、対ドリブル能力も高い指数を見せています。
1試合平均 被ドリブル突破回数 0.1 (エドゥアルド・上島0.4 畠中0.6)
転売屋FCポルトを経てレンタルの末に買い取りをされており、サウジなら物ともしない金額でぶち抜けるでしょうがマリノスではどうなるか、不明です。
クリア&タックル王 まさに防壁
ガブリエル・シャビエル(同名) 23歳 バイーア所属
30試合2700分(フル出場)190㎝ 対空デュエル勝率70% クリーンシート9
クリア数162、タックル数57、1試合平均ボールタッチ77。
シュートやクロスに対するブロッキングも巧みなCBです。
シーズンで考えた時に、平均失点を下げる、正に防壁の様な活躍が期待できます。
大型選手にありがちな対ドリブルの弱さも見受けられません。
想像大型補強 左ウイング
ここではチームの構造として、ロングボールを蹴れるようにならなければならないとして、蹴り先を想定した、神戸における武藤をターゲットにした戦術的オプション(選択肢)を模索します。
ドリブラーとしてのピークは過ぎたかもしれない…
ディヴィッド 29歳 バスコダガマ所属
23試合1604分出場 4G3A シュート成功率12%
1試合平均ドリブル成功数&率 1.6(59%)
彼はピーク時はエウベルを越えるクラスのスタッツを記録するなど、本格派の逆足左ウイングです。近2年不振だったのですが、今期は復調の気配があり見限るにはまだ早い可能性があります。
能力は勿論、ずっと左サイドを住みかとしてきた選手というアングルを持った選手であり、更に日本に来れば対サイドバックの環境でロングボールの蹴り先として機能する可能性があります。
武藤ロールに最適な高身長 左ウイング
ジュリマール 23歳 アトレティコ所属
30試合1645分出場 6G2A 対空戦勝率 59% 188㎝
まだハイライトが無いレベルの選手です。
たまたま話題となった元浦和のラファエルが10秒で退場した試合を見たらみつけました。
この試合では1G1Aと活躍。
外からの右足クロス、プレスからのショートカウンターで左足を振り抜く豪快な一撃と可能性の魅力を持っています。
何よりも、Jリーグのサイドバックに190㎝近い左ウイングはデザインしたロングボール攻撃において、武藤以上の火力を発揮する事が期待されます。
既にブラジル一部における対空戦勝率はJリーグにおける武藤以上です。
想像大型補強 夢のある話
柏が低迷している事もあり、サヴィオの周辺が騒がしくなっているようです。
しかし、果たしてそこに夢があるのでしょうか。
ジェッフェルソン・ソテルド 27歳 グレミオ所属
20試合1417分 5G2A シュート成功率25% 1試合平均キーパス2.1
1試合平均ドリブル成功数2.6
160㎝である事が、有利と感じさせる急加速と急停止、緩急で翻弄するドリブル
巧みな、そして正確無比なキックから繰り出されるゴールとアシスト。
日本代表との対戦では1G1Aで森保ジャパンを4-1で粉砕した中心選手です。
本物の逆足左ウイングを横浜の地で見たいですね。
10億円でいけそう?
南米のズラタン 周囲を活かし自分も決める
ペドロ 27歳 フラメンゴ所属
21試合1659分 11G シュート成功率23% 5A
186cmの伸長をより高く感じさせる長い脚を巧みに操り、トリッキーなタッチを織り交ぜ周囲を活かすポストワークが得意なファーストトップです。
浮き球にアウトサイドやヒールを多用するプレースタイルは南米のズラタン。
打点の高いヘディングシュートも備え、今期ブラジルセリエA最高のフォワードと言えます。
セカンドトップのジョルジアン・デ・アラスカエタとのコンビは補完性も高く、最強2トップと言えるでしょう。
30億円くらい?
南の17歳 ネクストキング
27試合1764分出場 現在得点王 12G8A
17歳で左利きの右ウイングと言えば、スペインで欧州王者に輝き、バルセロナでプレーするヤマルの代名詞だが、それは今の所は…かもしれないです。
先輩のヴィニシウスやロドリゴと比較しても、17歳時点におけるブラジルセリエAにおけるスタッツは圧倒的であり、今の所は得点王なのだから説明不要と言えます。
プレースタイルは典型的な左利きの右ウイングであり、キックの正確性が何よりも優れ、左に流れるのが好きな先輩たちと相性はいいかもしれないですね。
既にブラジル代表でデビュー済み。
チェルシーが60億円で購入予約…
いいのかい?チェルシーで
とんでもない夢物語の様な補強話はいかがでしたでしょうか。
わくわくしますね。
こうしてみると、欧州しか見ていないサウジアラビア勢にとっては安いくらいの選手ばかりとも言えますね。
また最後になりますが、本日をもって横浜F・マリノスのSD(想像ダイレクター)を勝手に自称するのを辞任致します。
皆さん今までありがとうございました。