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横浜F・マリノス ヤン・マテウスも移籍…シン・夏の戦力大編成

2025年8月18日、週末のゲームではJ1残留に望みをつなぐリーグ戦6勝目をあげた横浜F・マリノス。試合後には何かを予感させる涙を見せたヤン・マテウスにチーム離脱の動きが報じられた。

 

これは以前に試合後に開催しているスペースで語ったように、ヤン・マテウスの市場評価額(目安指標)はマリノス入団時の60万ユーロから160万ユーロに激増しており、

 

マリノスはヤンの獲得に150万ユーロを費やしており※、上記の市場評価額をベースに計算すれば契約解除金の予測値は2.66倍となる400万ユーロ前後(約6億9千万円)である。

 

パルメイラス決算書で確認された分で、モレイレンセに支払った額は不明

パルメイラスはモレイレンセからの売却益分配を含んだ155万ユーロを獲得

マリノスからの直接的な振込金額は120万ユーロ

※モレイレンセが20万ユーロで獲得したとされる保有権が50%

※同額がモレイレンセにも支払われていれば総額は240万ユーロ前後と推測

 

 

今回報道されている500万ドル(7億3千万円相当)は、ほぼ予測通りの数値であり、年棒も相当に上がる内容を提示されていると思われ、全ては選手が決める状態でありマリノス側には一切、拒否権は無い売却劇だった。

 

クラブの規模やJリーグの現環境を考えれば、大きな利益をもたらすナイストレードと言える。クラブ創設以来、最悪と言えるシーズン中でなければ。

 

 

更にマリノスはロペスの売却を利用して谷村&デイビッドへの前線入れ替えをロス(損失)なく行うなど、非常にうまく立ち回った一方で、永戸の移籍、渡邊の怪我、ウォルシュの移籍などサイドバックの人員に問題を抱えている。

 

おまけにエウベルとヤンで花形ポジションであった両ウイングからタレントを失うとなれば、大きなバジェット(予算)余剰を抱えたまま座して死ぬわけにはいかない。

 

この点で、Jリーグのセカンドウインドー(移籍期限)は8月20日に迫る中、上位陣との戦いが続く残留をかけた終盤戦の戦力を整えることが出来るのか、その可能性を探りたい。

 

 

戦力流失とイン マリノスの夏予算は?

 

先ず、前線の補強についてはロペスの契約解除金が170万ユーロ、推定年俸(グロス)が2億1~3千万円であった事を考えると、

 

デイビッドの解除金=移籍金は100万ユーロ、谷村は不明だが50万ユーロを越える事は無さそうなので、むしろ利益すら出た可能性が高い。

 

年俸枠もそのまま、デイビッドがグロス推定で1億9千万円程度(イスラエル側で2倍になったと言う報道から手取りベースで推測)、谷村は3000万程度とすると年俸枠が増える事は無さそう。

 

そしてバックライン以下では永戸(移籍金と年俸枠)ウォルシュ(移籍金と年俸枠)と実績十分な選手の年俸枠が2人分空いており、トータルの移籍金=契約解除金も70万ユーロ(1億円以上)は得られたと思われる。

 

角田を獲得した事によって、契約解除金の分は130万ユーロに対して、差額の60万ユーロ程度損失が出ただろうが、年俸枠は十分に吸収可能だろう。

 

一方で、エウベルも少なくない契約解除金が発生していると見られ、角田の分と統合すればインアウトで損失は出ていないのではないか。

 

そして、そこにヤンの移籍によって大きな契約解除金の利益(7億円前後)が発生する上に、エウベルとヤンの年俸枠(推定70~90万€=1億1~5千万円)が2つ空く事になる。

 

これがマリノスの夏補強における残予算と見られる。

勿論、来年度J2降格に向けた大きな予算縮小みたいな話は織り込んでいない。

 

 

話をまとめると

 

・ロペスとデイビット&谷村のインアウトはトントン範囲

・角田の年俸分は永戸+ウォルシュの枠で十分すぎる範囲

・角田の移籍金は永戸+ウォルシュの移籍金では赤字見込み

・でもエウベルの移籍金でトントン以上になってるのでは?

・エウベルとヤンの大きな年俸枠はまだまだ余裕あり

・仮に70~90万ユーロ×2だとしてアラウージョは18万ユーロ程度見込み

・(永戸+ウォルシュ)ー 角田 = DFの年俸枠も余裕あり?

 

400万ユーロの契約解除金そのままと前線150万ユーロ以上、DFもやや年俸枠は余ってると推測。

 

以上を踏まえて、SBとウイング、それぞれ1名の補強を進言する。

 

 

マリノスの補強戦略 SB補強

 

永戸の移籍、渡邊泰基の怪我(シーズン中復帰不能)、ウォルシュの移籍。

 

SBが本職ではない角田の獲得、CBの諏訪間が復帰をしても松原がSBに専念できるだけでは問題が解決しない。

 

物理的に1人は足りない、というのが如実に表れた清水戦だった。

喜田や井上が仕方なくSBをやる姿はもう見たくない。

 

残留のためにやれる事を全てやっている結果がピッチに反映されていると言えない。

 

 

移籍になる為、リミットは残り少ないが補強候補は2人。

 

一人が湘南の鈴木雄斗。

 

184㎝でありながらトップスピードも33㎞と機動力に優れ、CBも担当可能というキャラクターはウォルシュに期待していた役割とほぼ同じ。

 

クロスの精度も優れ、攻撃面でも松原とそん色がなく、またセットプレー守備、キニョーネスを外した大外クロスへの防御力アップも期待できる。

(対空勝率 松原38% 鈴木雄斗52%)

 

水戸、山形、川崎、G大阪、松本、磐田、湘南とプロサッカー選手として条件を求めて渡りあるいた傭兵キャリア。

 

永戸が神戸に取られるのに、マリノスが湘南から鈴木を取れない理由はない、条件が全て。

 

3年契約は考えづらく、残契約は恐らく半年を切った26年1月31日までだろう。

マリノスの現状を考えれば半年後にフリーでという利益を考える余裕はない。

 

契約解除金は欧州プレミアで跳ねた分だけ赤字となったが、角田の年俸は推定30万ユーロ前後で、永戸とウォルシュが居なくなった年俸枠に関してはJリーグ下位主力級の余剰があると思われる。

 

 

 

7億もあるんだドーンといこうや

 

 

 

左が欲しいなら長崎の高畑がチーム事情も含めて狙い目だ。

176㎝とスケール感のある選手で左利きのキックは抜群の一言。

 

大分で若くしてJ1を経験しており、今期のJ2リーグ1試合平均クロス成功はリーグ3位、フットボールラボにおけるクロスポイントはリーグ4位の永戸タイプなキック型サイドバック

 

ただし、長崎での現状は厳しい。

 

シーズン開幕以降は4バックを採用し、高畑は左SBとして増山、松澤、笠柳のWG陣のレギュラー争いを眺める立場だったが、下平監督が解任されると高木監督は5バックを採用。

左WBにはウイング的な走力のある攻撃的な選手を求め、更に増山が移籍するもヴェルディから翁長を獲得した為、前途は多難だ。

 

攻撃的センスがあり過ぎて昨季は磐田でセカンドトップをやっているなど、面白いタレントであり、将来を見越して獲得を推奨だが、仮に安く済ませたいなら、レンタルを提案すれば借りれる可能性はかなり高いのではないか。

 

 

ウイング補強 日本人編

 

1人と言ったな、あれは嘘だ!

そもそもエウベルとヤンというタレント2人出てるんだから2人取るべきでは?

 

とは言え、外国籍枠余剰である事を考えると、一人は日本人が望ましく

現実的にJ1リーグからとなると20日までに決めなければならない。

 

更に、エウベルとヤンを代替可能な日本人は存在していない。

 

これを解決する方法として、先日のスペースで述べた通り、マリノスに欠けている要素を補完する別の強みを確認できる選手を獲得したらどうだろうか。

 

この点で注目できるのが、リーグ戦の総スプリント数であり、リーグ15位を記録しているのが新潟の奥村仁である。

 

今期は左サイドでプレーしており、トップスピードは33㎞台後半と衰えたエウベルと同じ位だが、チームトップの総スプリント数はマリノスに欠けている要素を十分に補って余りある効果をもたらすだろう。

 

例えばFC東京が長倉の移籍で息を吹き返したが、長倉も新潟の中でスプリント数がトップの選手だった。サッカー選手が頻繁にスプリントをするというのは一種の能力であり、頑張れば出来ると言うのは勘違いである。

 

裏へというのがキーワードであるなら、最初から走ると言う結果を出している選手を取ってくる方が手っ取り早い。

 

年俸枠として10万ユーロもかからないだろう。

 

鹿島がマリノスからエウベルを取っていくのに、マリノスが新潟から奥村を取れない理由は無い、条件が全て。

 

 

移籍金は当然かかるが

 

7億もあるんだドーンといこうや!

 

 

 

ウイング補強 外国籍のタレント

 

エウベルとヤンを欠いたのに誰も取らないはあり得ない。

 

SBの問題のように、遅々として数合わせすら進まずに、実際のピッチ上で問題が起きている様な自体は絶対に避けなければならない。

 

この点、交渉の余裕を持つ為に着目する点としては無所属選手である。

彼らの登録期限は最終期限となる9月12日であり、余裕が出来る。

 

と言っても24-25シーズン、昨シーズン末の5月までバリバリにプレーしていたが契約が満了し、次の条件を交渉中の選手を狙うと言う意味である。

 

 

タレントを求めているのに20日迄と言う期限に焦り、クルークスに飛びつくようなパニックバイはアサニの時と同様にオススメしない。

 

その理由は以下となる。

 

24シーズンのJ1データを見ると、J1リーグトップ水準のヤンよりもトップスピードは1㎞以上遅く、またプレー時間1分辺りのスプリント数もヤンの半分しかない。

 

つまりヤンよりも、遅くてスプリントしない選手と言える。

 

更に1試合辺りのドリブル成功数と成功率は0.4 (47%)で、昨季は悪かったヤン1.5 (43%)と比較しても、ドリブルを仕掛けるタイプとは言えない。

 

あるのは一芸、ペナ角付近でボールを持たせたらカットインしてクロスを繰り返すだけの終盤砲撃用マシーンとして、ヤンの代わりの2番手なら全然良いが、ヤンを代替するのは不可能である。

 

ヴェルディ戦を見ても、清水戦の後半を見ても、どうやってそこまでボールを運ぶのかが、まるで見えてこないチームでは相手が引いてくれる終盤じゃないと活躍するイメージが出来ない。

 

ボールを運ぶ、引き出す選手が欲しいんだけど?

それとも安定して運ぶ設計作る監督に変えてくれます?

 

 

そもそもヤンを代替するかどうかは別に、2番手水準な右の逆足ウイングとしてはアラウージョを既に獲得しており、同じキャラクターな選手を取る意味はあるのだろうか。

 

欠けたピースと言う点で、左サイドでエウベルを代替する選手の方が必要じゃないか、という視点もある。

 

 

そして、契約解除金がかからず、20日というリミットを気にする必要がない無所属選手としてデイビッドと同じイスラエルリーグで結果を残している選手として紹介したのがジョルダン・ボタカである。

 

 

フリーになったので急遽作られたハイライト動画が、彼もチームを探している感が漂う。

 

日本人御用達のベルギーはシントトでキャプテンを務め、右サイドバックまでやった事がある、つまりシュートが上手い宮市というと分かりやすい

 

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そして同じく無所属ながら、より強力なタレントとして紹介したのがフォッセニ・ディアバテである。

 

 

24-25シーズンはスイスで35試合30先発 2455分プレー 7G5A

 

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この選手は両利きとも言えるタイプで、右足の強烈なミドルシュート、左サイドでもカットインからのシュートでゴールがあるし、23-24は右サイド、24-25は左サイドが主戦場と両方こなせる。

 

セットプレー崩れなどでウイングの左右が入れ替わる事があるが、彼の様な選手が居ると試合中に意図的に左右を入れ替える事も可能になる。

 

グロスで1.9億円見込みの年俸の3年契約なら総額は5.7億円。

ヤンの契約解除金を回すには十分な選手だ。

 

 

残念ながら、しばらく御用達だったブラジルリーグからは若い選手ほど直ぐに出て行く傾向が日本同様に出ており、以前にマリノスが上手くやったエジガル、マルコス、エリキ、エウベルの様な金脈は失われつつある。

 

特に、1部ではちょっと活躍したら直ぐに市場評価が数百万ユーロとヤンの倍以上へ簡単に跳ね上がるインフレ市場化しているので、今後は2部が狙い目になるだろう。

 

 

以前に紹介したサンパウロからヴィトーリアにレンタル中のエリキはヤンを代替するそっくりな選手であり、辛うじて取れそうな選手と言えた。

 

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レンタル費用16万ユーロで借りてる選手で、レンタル解消と保有権買取交渉が必要になるので、もう20日までには間に合わない

 

 

他にも例を出すと、俺達のバイーアでプレーするエリック・プルガの市場評価額はヤンの3倍以上だ。(実際には2倍以内?)ドリブル力はあるが、シュートとアシストは価格に見合ってないように感じる。

 

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ちなみにバイーアは2023年にCFGが株式の90%を取得したシティ仲間になっている。

 

 

 

チームの現状

 

本当にウイングにリーグ屈指のタレントがいる強みを失って大丈夫なのか。

 

マスカットの失敗から個に依存し、更には結果を何一つ示していない未熟監督が4人続き、もはや個しかないチームになり、それはより高いレベルを目指すなら改善の必要があるとして、では今、既に大島監督は就任して1月半経っているが、個に頼らない柏レイソルの様なチームを構築出来ているのだろうか。

 

リカルド・ロドリゲスの様な変化をチームに起こせているか。

 

ポステコグルーもリカルド・ロドリゲスもキャンプインから1月程度しか経っていない開幕戦からチームは明らかに変わっていたが、大島のチームは就任から1月半経つが、インターバル期間もあったが、同様の変化を感じるだろうか?

 

 

本当に今、ウイングからタレントが居なくなって大丈夫か?

 

いっそ、どうせスクランブルなのだから割り切って、8月末までに無所属選手との交渉を進めてAマッチウィーク(ルヴァン)で空く日程を使って、9月中旬以降の終盤戦10試合を目標に戦力補強を進めるのが良いのではないか、と考える。