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横浜・F・マリノス アシンメトリーな齋藤学の復活案

マリノスが抱える問題、実験の結果見えてきたパーツを組み合わせて解決策を模索すると、アシンメトリーな関係が浮かんできた。

 

ここ2試合、都合でオンタイム観戦出来なかったのですが、その間に結果だけは復調傾向にあるマリノス

 

そう結果だけ。

 

ここで、シーズンインからの好調にブレーキをかけている理由として、昨秋からのマイナーアップデート(微改修)ではなく、メジャーアップデート(全面的な大規模改修)を敢行している事にあるのは明白である。

 

これにより、現状では、まるで”1年目のチーム”が行うようなゲームを繰り返している…最も、メンバー自体も大幅に入れ替わっているのだが。

 

取り急ぎ、これでどうにかならないだろうか、という案が見えてきたので、あくまでも可能性を妄想して楽しむのもサッカーにおける楽しみ方の一つである、という前提で、ここに書く。

 

 

齋藤学をもっと活かしたい

 

昨秋に、解っていても止められない活躍を見せ、今季はさらなる飛躍を期待した人も多いだろう。

 

その期待値からすると、現状は明らかに物足りないものであるのは明白であるし、それはコンディションの問題だけでなく、

チームの意図としてロングカウンターの頻度を落とし、ショートパス中心でビルドアップに手間をかけた、ボールを長く保持する攻撃に切り替えるという大規模改修を始めた事で、活躍しやすい環境が提供されなくなった事に関係している。

 

その結果として、確か一昨年までの齋藤学はこんな程度だったよな、という状態だ。

 

せっかく見つけたレアメタルを手付かずにしておくのは惜しまれる。

 

 

右か左論争

 

清水戦では齋藤の偶発的な怪我により、左でマルティノスが終始プレーし、マリノスがゲームで迎えたチャンスと決定機の殆どに絡む活躍を見せた。

 

これにより、マルティノス左という可能性が無視できなくなった事により、かと言って齋藤を外す訳には行かないので右に置くか、はたまたトップ下に入れるか、という、まさかの10番ポジション難民問題が浮上してきた。

 

ただ、私としては右もトップ下も、それほど良いと思わない。

 

特に今チームにおけるトップ下というタスクは、完全にインサイドでのプレーを意味し、2010年ワールドカップにおける日本代表の左サイドで、香川じゃなくて齋藤の方がウイングとしては適切だろ事象の逆が起きるだけだ。

 

更に、清水戦で、いくつかの発見もあった。

 

 

ウイングと9番によるツートップ

 

・ 齊藤の守備負担を減らし高い位置に置きたい、但しあくまでも左サイドタッチラインが主戦場

・ マルティノスも左に置きたい

・ 清水戦で 天野、扇原、松原の関係性が良かった

 

諸々を織り込むとこの様な形になった。

 

 

 

マリノスは4-2-3-1と言われる(公式もスタメン発表をその形で行う)が、それはタスクとしてその配置であり、実際にゲームを見れば、守備時には4-4-2なのは、既に多くの方が知っている事だろう。

 

この為、スタートポジションとしてわかり易い、4-4-2で記載した。

 

特徴的なのが、ただのFW起用ではなく、現在トップ下の選手が、守備時には上がり2に入るのと同じく、あくまでもウイングとして守備時には中央に絞るイメージになる。

 

これによるメリットとして、先ずロングカウンターの時点で凄まじい威力を発揮する事になるだろう。

 

齊藤とマルティノスは感覚が近く、絡んだ瞬間は絶妙なコンビネーションを見せることがあったのだが、如何せん左と右と両翼の関係ではその機会も少なく、セットプレーからのカウンター位しか、その機会を見ることがなかった。

 

 

 

だが、この配置になることで、2人の関係は密接になり(スポーツ的な意味で他意はない)、例えば齊藤がちょっとキープ出来ればマルティノスが唸るようなスプリントで飛び出してくる、更にはマルティノスが特にボール運びをしてる横に、それは正にカットインプレーのスタートポジションで齊藤が待ち構えてる、一人でもやばい奴が2人いる、Jの歴史上最強の左サイドが実現するだろう。

 

 

 

更に、ビルドアップ時に、齊藤が苦手なインサイドでのプレー、特に相手を引きつけた状態でパスを受ける半身のプレーは粘っこいプレーでデュエル勝率も高いマルティノスに任せ、ウイングの位置でビルドアップには参加しないで済む。

 

例えば、昨季の絶不調からアザールが今季立ち直り絶好調なのは、正に今、齊藤が不調になっているのと似た理由からで、これにより復活する環境が整うだろう。

 

あえて似たポジションが好きな2人を近い距離に配置し、渋滞を作り、渋滞と言う名のケミストリーを期待する。

 

 

プレーメーカーとアタッカー

 

清水戦の後半、守備的な事情から5バック化した際に、天野が右サイドに移動したことで、見られた関係性であり、適正の差。

 

扇原がマリノスプレーメーカーとしての優秀さを徐々に発揮しつつあるのは多くの方が認識していることだろう。

 

同時に、天野にそれを求めている人は物足りなさを感じているのではないだろうか。

 

これまで、それほど多くはないが、ゴールに向かうアタッキングサードのプレーで惜しいシーンを幾つか作り出しているのが思い出される一方で、チームが苦心しているビルドアップの局面では、扇原と比べ天野には何の印象もない。

 

トップ下というポジションでは無くすことで、苦手なタスクから開放する事で、よりアタッカーとして活躍する機会を与えた方が、チームにプラスになるだろう。

 

そこで右サイド天野を継続し、右はオーソドックスな4-4-2の攻撃を扇原、松原と構築する図。

 

 

 

守備時には、現状の通り4-4-2、左サイドから攻める時は3-2-4-1の様になり、右から行くときはそのまま4-4-2みたいな話になるが、マリノスは4-2-3-1だ、みたいなのも含めて数字に縛られるのは良くない。

 

ただ、現在の、守備時には上がって2に入り、攻撃時にはビルドアップの為に下がる、みたいなトップ下って役割としていらないんじゃね、とは感じるのである。

 

 

ウーゴの2点目は凄かった。

 

こんなん、今後も狙っていかないなんてもったいなさ過ぎるよ。

 

 

🎦 ゴール動画🏆 明治安田生命J1リーグ 第13節🆚 清水vs横浜FM🔢 1-2⌚️ 52分⚽️ ウーゴ ヴィエイラ横浜FM)#Jリーグその他の動画はこちら👇https://t.co/3jbfnWNlY5 pic.twitter.com/9stBLZ2XwP— Jリーグ (@J_League) 2017年5月27日

 

でも左にいるの齋藤なんじゃね?と思ったらそれは異なる。

 

このゴールした局面は、右サイドからのサイドチェンジ、つまり上記したアシンメトリーな状態でも4-4-2として動いている状態なので、左にいるのは同じくマルティノスとなる。

 

黄金時代の広島みたいに、サイドチェンジするのはミキッチが1対1をやってクロスを上げる為、というように、なぜ今チームとして攻撃するサイドを変えるのか、という意味が明確になり、緩から急へと移行するスイッチの単純化である。

 

つまりバージョンアップとしては、サイドチェンジしてマルティノスにボールが出たらクロスが上がるから、皆ゴール前に突っ込め、みたいなパターン化する強みが出るだろう。

 

 

@Speir_sさんのツイート