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横浜F・マリノス 大島新監督をフォローする夏の戦力大再編成プラン・THEリストラクチャー

2025年6月20日、十分なインターバルを経て最下位からの巻き返しを図るリーグ戦再開初戦の新潟戦で、2連勝の意味も喪失しそうな余りにも無残な惨敗によりパトリック・キスノーボの退任が決定するも、その後任の交渉に失敗したと報じられ、大島秀夫HCによる代行で試合に挑む事になった横浜F・マリノス

 

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そもそもの話をすれば、ホランドを解任する時点でキャンプからヘッドコーチとして帯同し、チームの成績に対して多大な責任があったキスノーボをチームに残すプロセスからしておかしく、またピッチ上で実際に起きている事から能力の無さに対する指摘があったにも関わらず性急に監督昇格を決定するなど、極めて順当に当然の結果になったと言わざるを得ない。

 

 

この様な問題がなぜ起きるのかを推測するに、今のマリノスは現場が能動的に対戦相手を考えない準備をしないだけでなく、もはや西野努SDを頂点として末端のコーチ陣に至るまで全員が、クラブとしてピッチ上で起きている出来事を理解できないのではないかと思ってしまうくらいだ。

 

シティグループ内から助力を得られればいいが、得ようとしていない結果なのは明らかで、この際は外部委託でも構わないので、早急にコンサルタントの様なアドバイザーと契約をするべきだろう。

 

クラブからフットボール的教養の喪失、一言で断じてしまえば、書かれてる記号の意味を理解出来ない素人が航海図から航海プランを考えている様な状態だ。

 

だから頓珍漢※なアプローチを繰り返す。

 

※物事のつじつまが合わないこと、的外れな言動、またはそのような人を指す言葉です。

 

 

これは元はと言えば、ポステコグルーを信じるだけでいいという正に非アカデミックな宗教的な取り組みで成功してしまった前黒澤社長の負の遺産が回り回って、クラブ内のフットボール的教養の劣化が進み、自分達のクラブがどうするべきなのか監督を選ぶ側が全く理解できない機能不全に陥り、後は神頼みな監督ガチャに行きついてしまった。

 

マリノスがリーグ優勝する様な強いクラブに再び辿り着くプロセスとして、スタートの一歩目に最も否定したやり方である。

 

 

その結果が、改善ではなく好き放題にブライトンの物真似を始めたマスカット末期を自己分析した上で、無駄を排除し最新にアップデートするのが理想なのに、自己分析という継承の一歩を選択しない2人の監督を採用。

 

一人はフィロソフィーからして異なる最初の立ち位置だけはスペインな監督を雇い、翌年は西野SDの言葉とは全く真逆に完全リセット(無視)のなんちゃってモウリーニョを選択するなど、誰も頼みもしない方法で順当な失敗にたどり着き、国籍以外は共通点が乏しいポステコグルーを理解すらしてない昇格監督に、2年連続で巻き戻しを依頼する敗戦処理

 

ポジショナルプレーを理解すらしてないキスノーボが、最後は自陣を埋めるだけのサンドバックサッカーに帰結し2度目のクーデターに至ったのは西野SDが間違いに気が付くのが遅すぎた故の結末だ。

 

この2か月の損失は余りに大きすぎる。

 

 

 

マスカット末期からどう進歩させるんですか?

 

 

この問いかけにクラブとして正しく向き合う事が出来るかを2年以上問われ続けている。

 

 

前回は生存戦略として、そんな能力的に懐疑的な西野努SDほか代理監督の陣容でも勝率を高める方法として自動的にアンチポジショナルプレーとなる愚者のフットボールを提案した。

 

全てが上手くハマれば敵陣でしか戦わない、西野SDも選手達も理想が実現可能な、超攻撃的な今のマリノスでも出来る、ポステコグルーから一切の無駄を排除した行きつく先となるシン・アタッキングフットボールだ。

 

 

speir-s.hatenablog.jp

 

・ ポジショナルプレーすら理解してないクラブに出来る事

・ クラブの戦い方として確定させ統治を取り戻す

・ 重要なのは監督と細部までの合意

・ 合意が出来るなら大島HC昇格も選択肢

 

 

ところが大島HCは就任初戦となった岡山戦では昨年同様に、2023年末へ時計の針を戻しましょうが精一杯な、マスカット末期への巻き戻しを敢行する姿を見せた。

 

アップデートも、敵への準備もせず、取り合えず巻き戻した、という結果に失望を感じた人も多いだろう。

 

試合では案の定、お互いの準備をぶつけ合う様相となる試合開始15分間で大劣勢に陥り、相手のプラン通りに先制点であり、決勝点を献上してしまった。

 

長年スタッフとして関わってきたのに問題点を理解できていないのではないか、という不安や疑問は最もな指摘だ。

 

 

 

 

チームを立て直すとして直ぐに出来るシンプルな向上要素は、せめて相手を見て戦う姿勢、国内で見つかるのか分からないがアナリストの情報を活用出来る能力のある監督、又はコーチ陣を揃えて貰いたい。

 

 

 

優秀なコーチ候補がフリーになったようだ…

 

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余談だが、就任会見ではポジショナルに戦う意思を発しており、リーグでも好調だったレイソルをアウェーで圧倒する試合、マリノスと異なり主力が全員揃っていた京都をシュート21本、ゴール期待値2.186でフルボッコにするなど、ピッチ上で見せていた戦いは可能性を感じさせる試合もあった。

 

どちらも前線の火力不足に泣き、柏戦は1-1、京都戦に至っては理不尽なパチンコフットボールで1-2の敗戦。保持に拘らない姿勢で結果が出なかったのは痛かった。

 

ホランドとキスノーボには猫に小判、豚に真珠、馬の耳に念仏であったが、もしも彼に遠野とキニョーネスがいれば果たしてどうなっていただろうと思わざるを得ない。

 

ここ2年の経験から配置を逆、監督を身内にしてヘッドコーチを外様にした方がクーデターが起きないのでは?

 

 

 

そして、次なるテーマとして夏の戦力大再編成が重要になってくる。

 

岡山戦では交代枠を余らせており、0-1なのに出せる選手が居なかった。

もはや戦力が決定的に足りていない。

 

どんな実績や、未来への期待値があろうが、監督が使わない選手は戦力じゃない。

交代枠1枚残しはSDへのメッセージだ。

 

 

やや失望感のある巻き戻しだが、メリットとしてはある意味で、どの様な選手が必要になるのかは数年分の蓄積、それは実際にピッチ上でどの様なシーンが起きるのかイメージが出来やすい事から選手は選びやすい。

 

更には既に報道されている外部からのオファーもあるし、同時に報道されないオファーは飛び交っているだろうが、戦力の変動はプロフットボールクラブの常として受け止め、重要なのは今の戦い方に対するライトスタッフ(適任者)が揃っている事だ。

 

今回はあくまで既報の情報をベースに可能性を検討したい。

 

この為、そういう話(所属選手が居なくなる前提な話)をするのは気に入らない、という方は今すぐ読むのを止めて頂きたい。

 

 

 

ロペスとヤンを入れ替えるなら

 

ロペスとヤンに獲得のオファーが来ており、マリノスは24-25ACLEで大活躍したアサニに対して交渉を進めているというのが現時点の情報である。

 

 タレントの移籍は契約解除金だけでなく、高額年棒も空きが出るという点で予算的余裕が生じる訳で、資金の余裕が無いクラブは上手く回す事で生き残っていくしかない。

 

 

もっとも…

 

 

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Q:夏の補強では、当然資金が必要だと思いますが、親会社である日産自動車の経営状況を考えると影響があるか?

親会社の財務状況は、今回に限らず常に影響するものだと思っています。

ただ、いまのクラブの状況を踏まえて、最大限のサポートをしてもらえると思っています。

 

 

年末までは放出無しで一時的に戦力が2倍になっても困る事は無いが、あくまでも今回は緊急事態が起きたら最適解はどうあるべきか、という視点で考えたい。

 

 

 

 

・ヤン → アサニ

 

結論 非推奨

 

例えばマリノスクラブワールドカップに出れていたのであれば、その17億円と言われる出場料を見込んで直接対決でゴラッソを叩き込まれたアサニを昨冬に獲得すると言う話であれば賛成だった。

 

ヤンは残した上でアサニなら何の文句も無い。

 

 

 

そもそも右の逆足ウイングとして活躍するヤンがいるとして、長い間に渡って2番手の逆足ウイングは居ないという謎の状態だったし、それを改善する意識があるという表れであれば賛成だという意味だ。

 

ところが、これまでも島村、中原と言ったそれほど高くない状態だった選手を獲ろうとすらしてないのだから、そもそもヤン(右から逆足WG)が居なくなったらチームの構造変わってしまうという問題意識はクラブに全く無かったと推測できる。

 

 

それこそ別に逆足ウイングである必要が無いなら…

 

資産運用の観点からエウベル右で使えばいいんじゃね。

 

とも思ったが、今回はマスカット末期への巻き戻しをベースに戦力拡充方向で考える。

つまりエウベルは左右でフル稼働して貰う前提。

 

 

 

で、仮にヤンが居なくなるとして、何で急に逆足ウイングのアサニなのか。

やっぱりクラブの指針として右は逆足ウイングなんですか?

 

これまでずっと代わりは用意してこなかった、つまり実際の試合におけるピッチ上で構造上、逆足ウイングじゃなくても構わないという姿勢だったのに何故なのか。

 

取り合えず細かい事は考えずに似たようなキャラクター取ればOKとか思ってないだろうなと不安が募る。

 

 

クラブの設計として右は逆足ウイング?

じゃ仮に入れ替えならアサニの2番手も取るんだよね?

 

 

アサニのスタッツを見ると、シュートはヤンと同じ位にスーパーな一撃を時折叩き込む選手だが、アシストが少ない選手である。

 

2025年 16試合1114分 4G0A

2024年 13試合882分 3G0A

2023年 33試合2153分 7G3A

 

コーナーキックを蹴っていて、この数字である。

 

フル稼働して33試合でコーナーキックをかなり蹴っていれば、そら3アシスト位つくだろう。こうしてみると稼働率も不安が募る。

 

やはりヤンと併用する2番手なら最適レベルじゃないか。

例えば、今年なら前半の過密日程の中でACLEはヤンで、リーグはアサニとか出来ただろうに。

 

 

一方でヤンはたまに見せるゴラッソよりもアシストが多い選手である。

 

2025年 17試合1187分 4G2A

2024年 35試合2383分 5G8A

2023年 32試合1793分 6G11A

 

 

また愚者のフットボールにしろ、マスカット末期への回帰にせよ、適合するかという点で見ると、ドリブルも回数、成功率から上手いとは言えないスタッツと言える。これはマズい。

 

勿論、キックの質はあるとして、彼が活躍するには水沼が大活躍した22年の様に、左から進んで右で仕留めるような構造が必要になる。

 

 

 

 

代案

 

逆足に拘らないのであれば以前に紹介した流浪のアルゼンチンアタッカーであるフリアン・パラシオスも格安になっており狙い目であるし、更には突破力という点で見ればブラジル1部で活躍しているヴィトーリアのエリキが上昇傾向だ。

 

 

エリキ 27歳 173㎝

 

2025年 9試合5先発 478分 2A

2024年 19試合6先発 649分 1G2A

2023年2部 31試合30先発2542分 10G4A

 

若干、懐かしさを覚える名前の27歳、左利きの右ウイング。

 

2部でブレイクして名門サンパウロに行くも途中出場が主だったが、今期はヴィトーリアに移籍して主力で出場中。ここまでブラジル1部におけるドリブル成功率は昨季、今期共に60%越えを記録。

 

ちなみにブラジル1部でシーズン2桁得点を挙げる様な選手は超高額か、実績十分の大ベテラン、レアルマドリードが買うような若手の3択であるので気にする必要は無い。

 

ブラジル2部リーグで10ゴールは優れた部類。

23シーズンは得点王が14ゴールで、エリキは4位にランクイン。

 

典型的なブラジルの左利き右ウイング、ヤンそっくりでしょ?

 

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もう分かっている筈だ、見える、見えるぞ!

何年も見てきてる訳だよ!

 

 

マスカット末期スタイルで質的優位を発揮出来ない選手をウイングに置くとどうなるか。

 

 

シュートは上手い選手が居たとして、どうやって彼に蹴らせるのか?

構造作れるのかい。

 

またクラブとして右は逆足ウイングという指針なら、今すぐ天野をヤンの2番手として試合で使い、今後に向けて戦力拡充の準備をするべき。

 

 

敵陣でスタックしない攻撃を実現する為に、シンプルな方程式の採用として日本代表で見せた堂安→三笘の大外アタックが参考になるだろう。

 

CF、セカンドトップそして一番外にウイング、という3枚に、キックの質がある選手によりクロスを蹴る構造の整備である。

 

SBを突撃させてCBが後方支援、ボランチが横にフォローでクォーターバックに空間を作る構造を作る。ここにセカンドトップを入れてしまうとゴール前が薄くなる。

 

 

何の為に逆足ウイングなのか。

クラブとして2番手を用意しない様に、ピッチ上でも意味を決定出来ていない。

 

 

 

・ロペス→ 前線の大再編成のきっかけに

 

 

最大戦力を解体するのであれば、大規模な再編成が可能だ。

 

予算的に一点豪華だった部分を全体平均を押し上げる目的で、再配分しリストラクチャーしていきたい。

 

特にウイングの強みが重要になるマスカット末期を目指すのであれば、中央ユニットは植中と遠野を軸に献身性の高いメンバーで構成したい。

 

 

昇格が見込めそうにないJ2下位山形で2番手になってしまっている高橋潤哉

どうせ二番手ならマリノスで植中と競わないか?

 

 

高橋潤哉 28歳 178㎝

 2025年 18試合 先発3 512分 4G 成功率23.5%

 2024年 35試合 先発17 1791分 11G 成功率18%

 

 

よりクロスとロングボールに強いハンマータイプを求めるなら秋田の小松蓮渡辺皓太のコンバートには賛成だが、ゴール前の質まで求めるならセカンドトップとしてはドリブルとスルーパスが巧みで、今季は得点も光る藤枝の浅倉廉なども狙い目だ。

 

アグレッシブなアタッカーならいわきの谷村、前線エアバトルなら元いわきで大分の有馬も狙い目だ。

 

逸材という点では昨年に33試合7先発962分で5Gを決めた熊本の大崎舜、189㎝80㎏のボディとスピードは今期9試合244分と出番を失って腐らせるには勿体ないだろう。

 

 

近年のJ1リーグを見ても、ヴェルディの木村、川崎の山田新、レイソル(→広島)の木下、湘南の福田と、国内から2桁ゴールを生み出すFWは探せるのが明らかだ。

 

J2で19位の富山から福岡に6月移籍した碓井は早速、新潟戦でゴールを決めた!

肩書に拘ってJ2を軽視していれば出遅れるぞ西野SD!!!

 

 

6月、先に動いた福岡は先見の明があった。

夏まで待てば、めぼしい案件は争奪戦になるだろう。

 

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この為、中央ユニットは外国籍枠を消費せず、安くても質を伴った上で献身的に戦える選手に変えていきたい。

 

マスカット末期から改善点として最大火力であるウイングを守備の局面から活きる様に配置する事を目的に、両ウイングを前に進出させるバルセロナの様な4213でのプレスを成立させるにしても、先ず中央のファーストトップとセカンドトップの献身性が物を言う。

 

エウベルとヤンの守備?

最大火力であるウイングがバックラインのサポートに戻らないと破綻する構造が間違っているのでは?

 

マンツーマンでチーム全体として行く訳でもないハイプレスが、ミドルゾーン以降の守備時間を増やして、その結果、ポステコグルーが未整備なミドルゾーン以降をどうするのか、未だに結論が出ていない。

 

 

 

・左ウイング

 

ファーストトップに過多だった予算を質を求めるウイングに分配していきたい。

 

 

マスカット末期のフットボールはこのポジションこそが生命線で、CFと異なり特別な個は国内から探す事が出来ない

 

最重要に質を求めるウイングのスカッドとして、特にこだわりも無ければエウベルは左右で使う事も考えて、ヤンの代わり(アサニ)を取るにしても、更にもう一人と考える。

 

試合を通して90分、最高の質を維持する事を求めたら全然過剰じゃない。

 

 

また、キャラクターとして保持局面で苦しい時に愚者のフットボールで対応する時も出てくるのであれば、便利なのが宮市的な選手であるが、残念ながら怪我が多く計算できない問題があるし、代わりが居ない。

 

この点で、6月緊急補強であれば昨季に柏に居たジェイ・フロートなどを以前紹介したが、何しろ左ウイングをやっていたのがエールディヴィジ時代の5年前なので、再編成では最新スタッツをベースにしたい。

 

バカンスを終えたフレッシュな欧州シーズン組も選択肢に入る。

 

 

そこでウイングと言えばオランダ!という事でエールディヴィジから探した所、ライトスタッフとなりえる人材を見つける事が出来た。

 

スペースアタックによって生じる機会を活かす、質的優位を発生させる事が最優先だ。

 

 

リショネル・マーガレット 24歳 191㎝右利き

 

アヤックスユース、U19、U21などを経て今期はエールディヴィジでプレー

代表はスリナム代表を選んでいる。

どこやねん ※ブラジルの北の沿岸部だが北中米エリア

 

Richonell Margaret - 選手プロフィール 24/25 | Transfermarkt

 

 

メインはファーストトップとされているが、今期は左サイドにプレーエリアを移すと活躍。

 

 

24-25シーズン エールディヴィジ

34試合28先発 2525分プレー 5G7A

 

ドリブルは成功率が47%だが、1試合平均成功数が2.2に達しておりドリブル突破力は高いと言える。

率よりも回数なドリブラーとしては名古屋のマテウスカストロと同タイプ。

 

 

何より、所属のRKCヴァールヴァイクは降格決定しており、残契約期間も1年と売るタイミングになっており狙い目だ。

チームにはフリーで加入しており市場評価額は70万ユーロ。

 

 

若い時のハイライト動画しか残っておらず、こういう注目度の低いクラブでプレーする選手は評価額が上がらないのでチャンスと言える。シティグループのサポートがあれば今の姿も確認できるだろう。

 

とりあえず変なドリブルをしてすり抜けていくのが伺える。

 

 

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確かにウイングの方が良さそうな選手で、やっと左ウイングで使われて成績がついてきたのかもしれない。

真ん中で使われて柏や広島では活躍しなかったジュニオール・サントスパターン。

 

 

繰り返しになるが個が問われるのはウイングであり、その需要を国内では消化出来ないのだから、外国籍枠を両ウイングにするという、真ん中からウイングへという外国籍枠の組み換えも含んでの検討となる。

 

より強力にドリブルで行くタイプを求めるなら以前に紹介したスウェーデンリーグのザ・ハリも候補になるだろう。統計的に優れたドリブラーであり、彼はシーズン中の移籍なのでコンディションも期待できる。

 

 

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まとめると

 

個人的には巻き戻すにしても発展を伴った物が望ましく、その意味で非ポジショナルプレーでありながら、余計な事は考えなくとも自動的にアンチポジショナルプレーとなる愚者のフットボールを推奨していたが、仕方ない。

 

せめて何時でも何処でも442で守備をするのを止めて、ファーストラインの枚数調整を兼ねた4213で対応する事も導入して貰いたい。この際、分からなくてもいいから、試合中にハマってなければ取り合えず変える、とかでもいい。キューエル式何となくB面だ。

 

そして突撃フットボールにならない様に、改めてレストディフェンス(保持時の守備)という要素がある事を気が付いて貰いたい。

 

逆サイドのサイドバックボランチに残るのをベースに、カウンタープレスに備えた配置の整備、ボールより後ろは32で備えるのが基本だ。

相手が631状態でも無ければ、22なんて極めて瞬間的であるべきで21は論外だ。

 

 

 

また、引き抜かれるだけであればネガティブな話だが、予算配分としてロペス、ヤン、永戸の年棒分+契約解除金を組み替えるチャンスでもあるし、適した戦力の再編成を進めるのは悪い事じゃない。入れ替えによる戦力のリフレシュこそがマリノスの強みだった筈だ。

 

迂回した話になるが、ACLEの時にロナウド1人分だけでマリノスは10年戦えるという話をしたが…

 

もしも一人の、数億の年棒分が浮くだけで全体平均を上げるとして、例えばJ2の半分より下は年間のクラブ総人件費が4億円以下である。

 

例えばマンオリエンテッドな激しい守備をする上で中盤では藤枝の世瀬なども候補に入るだろう。Jリーグのレポートによれば藤枝の年間総人件費は2億6500万円だそうだ。

 

いわきの山下優人なども左のキックを持ちつつ戦える選手だ。

 

求めるのはこれから半年、激しく戦える選手。前線と最終ラインに使いたい外国籍枠の検討、そして稼働率からオファーがあるのであればジャンとの組み換えすらも検討要素だろう。

 

 

現状、一番許容できない予算配分の損失として、一点豪華主義も良いが、その選手がPK以外に無得点、PKを除外した推定ゴール期待値4.2に対して0Gという、配分が偏ったリスクが露わになっている

 

生産台数を振り分ける事で、稼働させる必要が無くなる不採算な工場を整理するのと同じで、限られた予算を最適化する必要があるのではないだろうか。

 

改めて言いたいのはポステコグルーが2020年に低迷したのは過密日程のみならず、ウイングが居なかったからであり、ウイングこそが最重要戦力である。

 

 

クラブとして戦い方に最適化した前線の再整備を進めたい。

 

 

 

【ウイング】90分間質を維持する戦力編成

 

エウベル(左右)補強要望(マーガレット 左)

アサニ(右)天野(右)※ヤン移籍なら追加候補 エリキ、ザ・ハリ

 

外国籍4人体制も辞さず、妥協なき戦力編成。

 

 

【中央】攻守に献身性、試合中の2枚代えを想定した戦力

 

補強要望(高橋、小松、大崎)植中、遠野

植中のベストポジション、セカンドトップ運用も考慮するとCFが2人必要

 

 

 

クラブとして逆足ウイングを置く意味がある構造をいい加減に整備して貰いたい。

 

ここに敵サイドバックを引き付けるとして、引き出したとして、そのスペースを1列目で狙うような構造も無いし、片側に寄せて逆サイド落下点に数的優位を作った対角線ロングボール攻撃をしていく逆足ウイング活用構造が無い

 

具体的にはヤンが受けた時にサイドの裏にロペスが飛び出していくシーンや、バックパスを受けたCBから左WGに対角線ロングパスを蹴ってSBも突撃させる局地的数的優位を作るシーンが全く見られない。

 

 

マスカット末期に戻したとして、ボール保持非保持ともに未整備な部分が多すぎる。

それをインテンシティ・強度とかいう曖昧な言葉で解決しようとしても解決できない

 

それでどうにかなったのは6年前で、フットボール的にはワールドカップ1回分より古い時点で大昔の話だ。

 

 

また復帰しても宮市はパートタイム運用で時間限定で使う想定がいいだろう。

 

井上はキックの質が足りないので、マンツーマンハイプレス等、相手を見たサッカーをする上での選択肢として、本人にも役割を理解させてピッチに送り込むべき。

 

サポーターやファンなど酷評される意見が目立つが、彼のプレーが納得いかない理由は監督にも大きく責任がある。相手への無関心と無戦術の被害者だ。

 

なおマリノスはHG枠を活用しているので、これでもA契約枠はまだ27人に達しない。